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Q016 誰が緩和ケアを行うの?

 さて誰が緩和ケアを行うんでしょう。お医者さんがするのでしょうか。

 答えは・・・、たくさんの人たちなのです。

  医師

 緩和ケア医・ がん治療と緩和ケアに積極的に取り組む医師・ 在宅緩和ケア医 が診療を行います。

  看護師

 緩和ケアに積極的に取り組む病棟看護師・訪問看護師が看護に当たります。

 ホスピスケア認定看護師、がん性疼痛看護認定看護師など専門的の知識をつけた看護師もいます。

  薬剤師

 病院によっては、疼痛管理の重要な一員となっています。

 そして日本緩和医療薬学会というものが2007年3月発足されます。

 学会の目的は上のリンク先から引用すると、「保険薬局薬剤師、病院薬剤師、薬学研究者の連携強化を図り、緩和医療における薬物療法の推進と充実、さらに大学での教育研究と企業での開発・学術研究の進歩発展を目的とする。」というもの。

 今後緩和医療の分野で薬剤師の役割が重要になっていくものと期待されます。特に保健薬局、つまり調剤薬局の薬剤師の活躍が不可欠だとも言われています。

  メディカルソーシャルワーカー

 主に病院に勤務しています。社会福祉士の資格を持っている人が多い。現在のところ主要な業務は、退院を希望される、緩和ケアが必要な患者さんの、退院支援を行うことです。

 在宅患者さんをみるメディカルソーシャルワーカーはいませんが、今後在宅緩和ケアがすするむと必要になると思います。すでに先行しているアメリカのホスピスでは、在宅患者さんの社会的背景、家族関係、地域環境、住宅環境などさまざまな社会的な面から患者さんをみて、足りないことなどを掴み取ります。 そして患者さんが過ごしやすいように、住宅、居住地環境の不便さを補う支援をしたり、地域社会の一員としての活動するよう提案します。

  精神科医、心療内科医

 病院のホスピス緩和ケア病棟、あるいは緩和ケアチームには精神科、心療内科の医師が加わっています。

  カウンセラー・スピリチュアルカウンセラー

  ボランティア

 最近ではほとんどのホスピス緩和ケア病棟でボランティアが活躍しています。活動内容は、ティータイム、演奏、アロママッサージ、傾聴などです。

  介護

 在宅で療養する人のため、がんであり介護認定を受けれれば、40歳から介護保険サービスを受けることができます。

 生活介護、身体介護を行ってくれるヘルパーさん。訪問看護師も介護保険サービスの一つとして入ることもあります。

  患者さんの家族、患者さんを大切に思う人

 そしてホスピス緩和ケアで一番大切な人は、がん患者さんを支える人たち。

 主役は患者さんと患者さんの家族や患者さんを大切に思う人。この人たちなくして充実したホスピス緩和ケアは成り立ちません。

 ホスピス緩和ケア病棟に入院したからもう安心、手厚いケアを受けて幸せなはず、と考える人もいますが、それは違います。

 患者さんを支える人たちが、そばにいて、話を聴いて、ぬくもりを伝えることが、なによりの緩和ケアであることを忘れないでほしいです。

 是非「ただそばにいて」を読んで下さい。

 




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医師・看護師・薬剤師(石田有紀)の編著書


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