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大切な人に何をしたら癒してあげられる? 〜心理的ケアについて〜

介護環境を整える

 ベッドを置く場所

 寝る場所はたたみにお布団でも構いませんが、介助する方の負担を考えるとやはりベッドがリーズナブルではないでしょうか。たたみだと腰の負担が大きいです。

 ベッドの出入りを簡単にするだめ片側だけでも横にスペースを作りましょう。

 もし車いすが必要なら車いすが入るのが理想ですね。

 もしポータブルトイレが必要ならそれも置けるように。

 危ないので、導線上には家具やモノはおかない方がいいでしょうね。

 モノを並べて置くより掛けておく方がすっきりする場合も。周りに掛ける場所があるのも便利です。コート掛けとか?

 点滴をするとき点滴バックを掛けておくこともできます。 

 部屋の位置

 在宅療養するときはいろんな人が出入りします。

 ホームヘルパー、訪問看護師、在宅医、その他さまざまな人が出入りします。弊社のサービスを受けられると私も家にお邪魔しますし。

 なので家人にとってはできるだけ入り口に近いところが楽でしょうか。

 私は散らかっていても全く気にならないですが、散らかっている家に入られるのを気にされる方もいらっしますよね。

 そういう場合、寝ている部屋が奥の方にあると、その部屋に行くまでの道筋を誰か来るたび片付けなければならなかったりで、大変だろうと思います。

 戸建てで玄関入ってすぐ階段という場合、階段上がってすぐの部屋とかもありますね。

 これもいいと思いますが、病気の人が階段を下りなければならない場合、避けた方がいいかもしれません。

 でも暗い部屋より明るい部屋の方がいいので、最も適した部屋を選ぶのがいいでしょう。 

 心地いい場所

 一日家で過ごすとき、本当に時間が長く感じることでしょう。

 時間が有り余るとどうなると思いますか?

 たいていは考え事をします。

 その考え事も多くは明るく楽しいことよりも、どちらかという暗く辛い事、後悔なんかを考えてしまいがちではないかなと感じています。

 考えることは悪いことではありません。

 恐らく人生を振り返り、人生の価値を考える人も多いでしょう。大切な時間です。

 でもあまりに考えすぎると哲学者か作家のようになってしまい、ちょっと精神的にまいることもあります。

 ときどきは気晴らしが必要だと思いませんか。

 一人でできる気晴らしもあります。他には?

 ボランティアがいるととても助かるのですが、まだまだ在宅緩和ケアを支えるボランティアは普及していません。

 では外の音はどうでしょう。

 近くに公園があったり、学校があると子供の声が聞こえてきます。

 鳥の声も聞こえてきます。

 ご近所さんの生活音が聞こえてきます。

 そういった音、実は健康で時間に追われて疲れている人にとっては、聞こえなかったりうるさかったりするもの。

 でもたくさん時間を持っている人には嬉しかったり刺激になることって多いんです。

 ちょっと耳を済ませて、子供の声や生活音が聞こえる窓を探して、開けてみてはどうでしょうか。

 

 

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医師・看護師・薬剤師(石田有紀)の編著書


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