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ユニバーサルライフスタイル
2007年2月24日 セミナー報告


セミナータイトル 『がんの痛みと心の痛み、どう支えますか』 

開催日時 : 2007年2月24日(土)14:00〜17:00

参加人数 : 52名(定員60名)

講演者 : 

 武田 文和 先生 医師 埼玉医科大学客員教授
  元埼玉県立がんセンター総長 WHOがん専門諮問部会委員

  患者さんしか、がんの痛みがあるかどうかがわからないので、
  痛いときは痛いと声に出して訴えよう、
  さらに鎮痛剤をWHO方式がん疼痛治療法に沿ってきちんと使え
  ば、鎮痛薬は危険でもなく、精神的依存にもならず、命も縮ま
  ることはない、
  というお話をしていただきました。

  石田 有紀 薬剤師  (有)メディカルケアプランニング

  がん患者さんとの傾聴(耳と目と心を使って全身を相手に集中
  させて話を聴くこと)を通して知り得た、どんなことをしても
  らったら嬉しいと思うか、どんなことに安心するか、どんなこ
  とで不安に思うか、どんな事で悲しみを感じるか、を事例を交
  えて紹介しました。

後援 : 神戸市産業振興財団

寄贈品 : あなたの家にかえろう          寄贈:クリニック 医師

         がんの痛みの自己管理   寄贈:塩野義製薬株式会社 様

         痛みで悩む患者さんのために
         がんの「息苦しさ」とうまくつきあっていくために
                       寄贈:大日本住友製薬株式会社 様

         あなたの痛みを伝えてください      寄贈:製薬会社 様

スタッフ : セミナー事務局 株式会社ウイズワン 迫前 美鈴 様
         スタッフ4名

質問 : 7件

 自分とともに緩和医療をしてくれる医療機関、医者の見つけ方はどうすればよいですか。

 疼痛緩和を行うことにより生存率に差は出てくるのでしょうか。もし出てくるとしたら何が要因となり得るのでしょうか。

 医療の話が多かったですが、結局モルヒネをもっと使うという話に終始したのではないかと思いますが、この理解でよろしいでしょうか。

 最近は院内感染予防のために「花束」「鉢植え」は持ち込み禁止とする病院が多くなっています。お花にかわる「癒し」の手段、ほかに何があるのか、なかなか思いつきませんね。

 心の痛みについて、患者さんの本当の痛みって何ですか?石田さんが体験した心の痛みについて聞きたいなと思います。

 スピリチュアルケアでの傾聴の技術、工夫について

アンケート回収 : 47名

【意見・感想】

  とても良かったです。武田先生の高度な部分を判りやすく聞くことも出来ました。

  今のところ身の回りにこのような患者がいないので実感はわきませんが、いつかこのような場面に遭遇した時に、今回の話を思い出して役立たせたいと思います。

  武田先生、石田さん、貴重なお話本当にありがとうございました。いまの医療、緩和ケアにおいて、日本の足りていること、足りないこと、必要なこと、気づくことが(ばくぜんとですが)できました。自分の身近な人がそうなった時・・・と考えると、自分がしてあげたいと思うこと、医療に求めること、たくさん思いがありました。今の自分にできることを、じっくり考えてみたいと思いました。

  まだ身近にそういう経験がない為、実感がないですがとても勉強になりました。

  弱音を聴くこと。励ますことより弱音を聴くことが大切。

  自分ががんになった時は、きちんと痛みをとってくれる病院に行く。家族ががんになったら心の痛みに気付いてあげられるようになりたい。

  心の痛みを傾聴するむずかしさを日々感じています。具体的なお話わかりやすかったです。ありがとうございました。

  身近な人や自分ががんや重い病気になった時の心構えが少しできた気がします。参考になりました。

  周りにがんになる方はたくさんいます。乳がんで治療をされている方や胃をとる方を見るたびに「怖い」という感覚を持ちますが、がん=死ではない。がん=耐えられない痛みで死んでいく のではないということお聞きして安心できました。がん治療と共に痛みの治療があること。またメンタルケアを相談する機関があるということだけでも安心できます。また患者の方に「励まさないで、ただきいてあげてそばにいてあげる。」というのはそうだなぁと思いました。つい励ましてしまいますね。

  ガンの治療法や副作用についてのセミナーが聞いてみたい。

  傾聴は難しい。だれでも出来ないです。
患者さんに起こっているがんによる肉体的な痛み、がんになってしまったことの心の痛みへのアプローチは大変参考になりました。もう一つ大変であり大切な家族の痛みへの対策も不可欠だと思います。金銭面、時間の拘束、まわりへの影響、そして患者さんへのフォローを継続する気力。関係者全員のQOL向上は大変ですが、皆がハッピーにと思います。

  武田Drの話を聞きとても勉強になりました。私もオピオイドは一つの手段ではなく末期のどうしても痛みのとれない方への最終手段だと認識していました。このような啓蒙、活動を広げていけば、一般の方の理解が生まれ通常治療になると感じました。
石田さんのお話はとても印象深かった。実際の患者さんとの対話を話していただき、当人の悩みを少しばかり触れた感触がありました。

  貴重なお話を有難うございました。

  死や苦しみへの親友への対話法を紹介いただければ幸いです。これがいいとはむつかしいので例を多くお願いします。 メッセージ準備中

  弱音を吐く時点でさんざん自分の中でがんばって努力した結果だというのは新鮮な考えで聞けてよかったです。普段ブログなどで情報を得ている方だと思うので、間違った理解をしていることの不安はないですが、知らないことで損をしているケースって本当に多そうだなと思いました。もっと多くの人にこの情報を当たり前のものと考えられるくらいに伝えたいと思いました。

  今現在、がんの方、その後家族等のかかわりがない状況ですが、正しい知識を身につけることの大切さがわかりました。もし、痛みのある人と関わることがあったら、今日の話を思い出します。

  とてもわかりやすく勉強になりました。ありがとうございました。石田さんの経験談がとても良かったです。

  石田さんのお話をきいて、薬剤師として働いていた頃に経験したいろいろな悩み、またがんではないのですが病気になった家族とのやり取りを思い出しました。公私ともにとても参考になるお話がきけました。どうもありがとうございました。

  患者さんに告知しているかどうかによってもケアは大きくかわるでしょうか。メッセージ準備中

  今のところ直接がんと関わる環境にはないですが、将来身の周りに高い確率で起こり得る事象なので、今後のために非常に参考になりました。

  石田さんの現場での経験に基づいたお話は、自分にとって身近で実践可能なのにも関わらず今まで気づいてなかったこと気づかせてくれて非常にためになりました。それから詩と詩の朗読が素晴らしかったです。今までの緩和ケアに対する石田さんの真摯なとりくみがにじみ出ていました。

  がんの痛みと心の痛みについて理解が深まりました。武田先生の「患者には説明する役割がある」という言葉が心に残りました。癌は心のケアも必要な特別な病気だと思います。メディカルケアプランニングのようなサービスが広がり、各医療機関にそういった相談窓口ができたらいいなぁと思いました。有難うございました。


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医師・看護師・薬剤師(石田有紀)の編著書


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